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口内炎 (アフタ性口内炎 原因 栄養学的アプローチ)

 

一口に口内炎といっても、さまざまな種類があります。ウイルス性のもの(ヘルペス性口内炎、手足口病、ヘルプアンギーナなど)や、実は口内炎ではなくガンだったなど見極めが難しいものもあり、なかには服用中の薬剤が原因となっているケースもあります。抗癌剤、高血圧や狭心症の薬、骨粗鬆症治療薬などは副作用として口内炎を引き起こすことがあります。このような薬を服用して口内炎がよくできる場合はお薬手帳を確認してみましょう。

それでは、一般的によくみられるアフタ性口内炎について述べていきます。直径0.3~1cm程度の円形または楕円形で、灰白色または黄白色の偽膜で覆われて縁は赤く痛みを伴います。通常1〜2週間で治るのですが、実は原因はよくわかっていません。食事や歯磨きの際に粘膜を傷つけてしまった箇所から細菌に感染してできたり、ビタミン不足や睡眠不足による抵抗力の低下やストレスなど、いろんな要因が重なってできるのではないかと言われています。予防としては、口腔内を清潔に保ち、刺激の強い食べ物(チョコレート、アルコール飲料、辛い食べ物など)や喫煙を控えた方がよいでしょう。

加えて栄養学的観点から、口内炎を改善する栄養素について述べていきます。皮膚や粘膜の健康維持に大きく関わっているビタミンA、皮膚や粘膜を保護して生成する働きがあるビタミンB群、抗ウイルス作用のあるビタミンCは積極的に取った方がよい栄養素です。ビタミンB群は、レバー類やうなぎ.カツオ.マグロ.サケや玄米などからも摂取出来ますがサプリメントで複合体で摂取する事もお勧めです。女性は、鉄不足が関係している可能性もあるため鉄分の多い食材もお勧めします。

ただし、2週間以上同じ部位の口内炎が治らなかったり、だんだん大きくなっていくようでしたら、別の原因や病気の可能性もあるため歯科医院で診てもらう事をお勧めします。