スポーツマウスピース(マウスガード)について
接触を伴うコンタクトスポーツでは、スポーツマウスピース(マウスガード)が重要な役割を果たします。ボクシングや空手などの格闘技、アメリカンフットボール、ラグビー、アイスホッケーなど多くの競技が該当します。
マウスピースを装着すると、打撃による衝撃緩和の効果があります。歯の破損を防ぎ、顔面や口腔内をガードしてくれます。脳しんとうの発症率の低減、負傷を最小限に食い止める効果もあります。
当院のスポーツ歯科への取り組み
自分が学生時代にラグビーをやっていたこともあり、スポーツ選手の口のケガの防止に興味を持ち、スポーツデンティストの資格を取りました。今、取り組んでいることはケガ防止のためにフィットしたマウスガードを作製、提供すること。スポーツ外傷の診断、治療すること。研修会に参加して得た栄養学等の知識を教えたり、咬合機能や口腔内の状態を良化させることにより、スポーツパフォーマンスを向上させること。などです。
現在は、広島大学ラグビー部の選手を中心に、ラクロス部、高校の空手部、少年ラグビーの選手などがマウスガードを作りに来院されてますが、野球やサッカーやバスケットなどの競技でも口の中のケガは少なくありません。ケガ無く安心してスポーツができるよう、マウスガードの普及を目指します。
マウスピース装着が義務化されているスポーツ
- アメリカンフットボール
- 高校ラグビー
- ボクシング
- キックボクシング
- 女子ラクロス
- 極真空手
- アイスホッケー
- インラインホッケー
マウスピース装着が推奨されるスポーツ
マウスピースには損傷を防ぐ以外にも、競技力向上の利点が注目されています。瞬発的な力を発揮するため、歯をかみしめる動作をアシストします。集中力を高めることも、報告されています。
野球やゴルフ、ウエイトリフティングなど、非コンタクト系スポーツでも利用する選手が増加しています。
格闘技系
ボクシング・キックボクシング・空手・拳法・レスリング・柔道・相撲 その他
球技・団体競技系
アメフト・ラグビー・アイスホッケー・フィールドホッケー・バスケ・ラクロス・サッカー・ハンドボール・テニス・水球・綱引き・野球・ソフトボール・ゴルフ その他
個人競技系
モータースポーツ・体操・トランポリン・アクロバット・スキー・スノボー・スケボー・スカイダイビング・ハンググライダー・馬術・乗馬・ジェットスキー・サーフィン・ボウリング・砲丸投げ・槍投げ・射撃競技 その他
スポーツマウスピースはずっと使えるわけではありません
マウスピースは消耗品であるため、定期的な交換とメンテナンスが必要になります。使用法や個人差によっても、耐久性が大きく異なる場合があります。競技種目によっても、交換サイクルが大きく変わってきます。
ボクシングや空手などの格闘技では、1試合ごとの交換が必要です。場合によっては1試合で数個のマウスピースを使用する場合もあります。
サッカーやラグビーでは1シーズン持つケースもあり、野球やゴルフだと1~2シーズン持つケースがほとんどです。
スポーツ選手は、用具の使い方が成績を左右することもあります。そのため、最低でも1年に1回は摩耗や破損状況を歯科医院でチェックすることを推奨します。特に成長期の子どもは、顎の大きさや歯並びの変化が早く、マウスピースが合わなくなることも出てきます。
日常の手入れも重要になり、使用前と使用後は必ず水で洗浄してください。装着前の歯磨きを徹底することも大切です。
直射日光が当たる場所を避けるなど,保管場所も注意を払ってください。
料金表
マウスガード | 6,050円 |
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※全て税込み価格となります。
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