味覚障害について ( 味を感じない 原因 予防 )
味覚障害とは、何らかの原因で食べ物の味を感じる味蕾や神経などに異常が生じて味を感じなくなったり、異常な味を感じたり、味の感度が落ちたりするなどの症状を指します。
新型コロナウィルス感染症の症状や後遺症のひとつとして生じたり、糖尿病.高血圧症などの治療薬による副作用の他、腎疾患.がんによる放射線治療などでも味覚障害が生じることもあるようです。このように原因が特定される場合は内科医や主治医との相談が必要です。
加齢やストレス、偏食、風邪や鼻炎も原因と言われ、そのいくつかが重なって症状が出る場合もありますが、原因が明らかになっていないことも多いのが現状です。
ここで、味覚障害になりなくくなる生活習慣について述べていきます。味蕾の細胞の新陳代謝に必要なのが亜鉛です。亜鉛不足になると味覚障害が生じる可能性が高くなります。亜鉛を多く含んでいる食品として牡蠣や煮干、カカオ、レバーなどがあげられます。
逆にファストフードや加工食品に含まれる食品添加物は、ミネラルなどを体外へ排出させる作用があり亜鉛の吸収を阻害します。食べ過ぎには注意しましょう。また、アルコールを大量に摂取した場合には亜鉛も大量に消費され不足になりがちです。おつまみにも気をつけた方が良いです。もう一つ、亜鉛は汗と共に排泄されるので、激しい運動をしてる人や夏場に外で働いている人は亜鉛が不足しがちになります。亜鉛が不足しやすい生活をされてる方々で心配な方は、亜鉛サプリメントの摂取なども検討してみて下さい。
いずれにしても、舌に異常があったり気になる症状があるようでしたら早期にかかりつけの歯科への受診をお勧めします。