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健康と歯の関連性  (予防 健診の重要性  コロナ予防効果)

80歳になっても自分の歯を20本以上保とう、という「8020運動」。20本以上の歯があれば、ほとんどの食べ物をかみ砕くことができ、おいしく食事ができるといわれています。

達成率は運動開始当初10%以下でしたが、2016年の調査で50%以上まで向上しました。運動が浸透してきた事、皆様の健康意識が上がってきた事がうかがえます。仮に20本の歯を残せなかったとしても、しっかりとかみ合い、きちんと咬むことができる義歯などを入れて口の中を良好に保つことで、20本あることと同程度の効果が得られます。しっかりかむことができれば全身の栄養状態も良好になり、健康が保たれます。

歯を失う原因は、歯周病が最多です。歯周病は生活習慣病の一つで、初期を含めると成人の80%以上がかかっているとも言われています。暴飲暴食や不規則な生活など、日常の生活習慣の乱れが歯周病につながります。

予防は、やる気から始まります。歯磨きなど毎日の手入れに加えて、口の中の衛生指導などを行なっている歯科医院に定期的に通う習慣をつけてみてはいかがでしょうか。また、口腔ケアはコロナ対策の強い味方にもなります。口腔を清潔に保つと、ウイルス等への抵抗力を上げ、感染症予防効果があります。万一感染した際も、細菌性肺炎にかかりにくく、重症化の抑制になる事もわかってきています。

プロフェッショナル口腔ケアや歯周病の予防治療は、結果として全身の健康につながるといえます。