スポーツマウスガード/ブログ

冬季オリンピックにおけるマウスガードの役割 課題

2022北京冬季オリンピックがコロナ禍の中開催され、ドーピング問題、疑惑の判定などゴタゴタ劇が連日のようにありましたがあっという間に終わってしまいました。

日本選手団は、3つの金メダルを含む史上最多の18個のメダルを獲得し、大健闘でした。感動をありがとうございました。

冬季オリンピックにおいてはアイスホッケーを除いては、格闘系の種目やコンタクトスポーツが少ないこともありマウスガードの着用が義務になっている種目はありません。アイスホッケーにおいては歯の外傷が頻発しており、国内のクラブチームにおける歯科外傷経験率は55%以上にも及ぶというデータもあるのですが、マウスガードの着用については国内では1974年12月31日以降に生まれた選手に、国際的にはU20のカテゴリーが義務ということで、全員が着用しなければいけないというわけではないようです。また、国内ローカルルールでは色は白や透明以外、という規則があるようです。これには選手が着用してるかわかりやすいように、と氷のリンクの上に落とした時に目立ちやすいようにという理由があるそうです。国際ルールでも厳格なルール作りを期待したいです。

その他の競技に目を向けても、スキーやスケートやスノーボードなどもかなりのスピードでジャンプや回転などしているため外傷予防や衝撃緩和の観点からマウスガードが必要だと考えられます。すべてのスポーツ選手が、安心安全に最大限の実力が発揮できるように自分個人も含め社会全体でスポーツマウスガードの普及に努めてまいりたいと思います。

 

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