虫歯の治療は痛いのか (パート2)
虫歯の治療中に痛い時の多くは、歯の神経の近くを削る時です。
歯医者さんに行く原因が、歯が痛い.物凄くしみる.大きな穴が開いてずっと放置していたなどの理由であれば、少し大掛かりな治療になり、多少は痛みを伴うかもしれません。抜歯や神経を取る治療には、必ず麻酔が必要となります。
当日、すごく痛くて緊急予約をして治療になる場合は神経が炎症を起こしていて麻酔が効きにくいという事があります。また、下顎の奥歯は骨が硬く緻密なため麻酔が効きにくく量が増える事があります。麻酔がしっかり効けば痛みは無くなりますが、上記の場合には少し削って痛ければ麻酔の追加になり、患者様にとっては麻酔が効くまでは痛い治療となるかもしれません。
虫歯治療は痛いという先入観が強いと、その緊張感やストレスから痛みに対して敏感になります。肩の力を抜き、出来るだけリラックスした状態で診療を受ける事をお勧めします。歯軋りや食いしばりの強い方も、歯にストレスがかかっている為痛みに敏感になります。
緊張感の強い方、歯軋り食いしばりの強い方は、小さな虫歯(通常麻酔を使用しないくらい)でも機械が触れただけで痛がられる場合があり、やむを得ず麻酔をするという事もあり得ます。
通常、虫歯が小さいうちに治療ができれば、治療中の痛みはほとんどありません。早期のうちに虫歯の治療をするためには、定期的に歯科医院で歯と歯肉の状態をチェックしてもらう事が大切です。予防歯科に力を入れている歯科医院で歯科医師の先生を信用して歯科衛生士の指導を守りリラックスして通院される事を推奨します。
